このページでは、ポケットコイルマットレスのおすすめな選び方について徹底的に解説していきます。
記事前半では最低限見るべきポイントを、記事後半では価格帯別に選び方を解説していきますので、あなたのポケットコイルマットレス選びに役立ててください。
ポケットコイルマットレスとは?
ポケットコイルマットレスとは、数百個以上のコイルがひとつひとつ不織布という布に包まれ、独立した構造になっているマットレスのことです。
独立して動くスプリング構造によって体を点で支えることができるため、腰部などの負荷の高い部分は深く沈み、負荷の少ない部分はあまり沈み込まないという特徴があります。
この特徴により、フィット感や体圧分散性が高くなり理想的な寝姿勢に近づけることで、身体への負担を軽減することができるため、寝心地を追求する方や腰痛持ちの方に人気があります。
また、独立構造のスプリングは振動も伝わりづらいため、夫婦やカップルの方など一緒に寝ている人の睡眠を妨げにくいという面でもおすすめです。
ポケットコイルマットレスの選び方
ポケットコイルマットレスを選ぶときに見るべきポイントは、
- コイルの品質
- クッション素材の品質
- マットレスのタイプ
の3つに大きく分けることができます。
これらを基準として硬めの寝心地が好きな人は硬めのものを、柔らかめの寝心地が好きな人は柔らかめのものを選ぶと良いでしょう。
柔らかい寝心地のマットレスを硬めの寝心地にするのは難しいですが、硬めの寝心地の場合は別のクッション素材を上に敷くことで柔らかい寝心地にすることができるからです。
それでは、各項目について詳しく解説していきましょう。
コイルスプリングの見極め方
コイルスプリングの数や配列、品質によってマットレスの寿命や寝心地は大きく変わってきます。
決められた予算内で少しでも良いマットレスを選ぶために、コイルスプリングの見極め方を解説していきましょう。
コイル数
- フィット感が高くなる。
- 体圧分散性が高くなる。
- 硬めの寝心地になる。
- 振動が伝わりにくくなる。
コイル数が多い方が細かい点で身体を支えることができるため、フィット感・体圧分散性が高くなり寝心地は良くなります。
また、コイル数が多い方が振動が伝わりにくくなるためマットレスの横揺れが少なくなり、隣で寝ている人の睡眠を妨げてしまう可能性も下がるでしょう。
さらにコイル数はマットレスの硬さにも関係がありますが、硬さはコイル数だけで決まるわけではないため、コイル線径や線材規格も合わせて考えるようにしましょう。
いくらコイル数が多くても、コイルの品質が低かったりクッション素材が悪ければ、長く快適に使用することはできないからです。
コイル配列
- 並行配列
・弾力性がある柔らかい寝心地。
・交互配列よりも通気性が良い。 - 交互配列
・硬めでしっかりとした寝心地。
ポケットコイルマットレスのコイル配列には、並行配列と交互配列の2種類があります。
並行配列と比べて交互配列の方がコイル同士の隙間が少なくなるため、同じ品質のコイルを使用する場合はコイル数が多くなり、並行配列よりもしっかりとした硬めの寝心地になります。
通気性に関しては並行配列の方が隙間が多いため優れていますが、実際に使用する上で大きな差はないため、あまり気にする必要はありません。
クッション素材も関係してくるので一概にこうだとは言えませんが、基本的に交互配列は硬めの寝心地の製品が多いです。
そのため、あなたが硬めの寝心地のポケットコイルマットレスを求めているならば交互配列、柔らかめの寝心地を求めているならば並行配列といったように考えるのがおすすめです。
もちろん並行配列でも硬めの寝心地のものもあるので、硬めの寝心地がいいから絶対に交互配列でなければならないということはないので、指標のひとつとしてお考え下さい。
コイル線径
- 太い方が硬めの寝心地になる。
- 細い方が柔らかめの寝心地になる。
多くのメーカーでは線径2.0mm前後のコイルを採用していますが、数値が大きい(太い)ほど硬く、数値が小さい(細い)ほど柔らかくなり、0.1mm違うだけでも硬さはかなり変わってきます。
他の要素も合わせて考えなければならないため一概にこうだとは言えませんが、
- 1.6mm以下 = 柔らかめ
- 1.8mm前後 = 普通
- 2.0mm以上 = 硬め
というのがマットレスの硬さに関してひとつの目安になるでしょう。
線材規格
- マットレスの寿命
- マットレスの反発力
線材規格とは使用されているコイルの品質を表記したもので、JIS規格(日本工業規格)で最も品質が高いのは【SWRH82B C種】です。
- SWRH = 材料の種類。
・SWRH(硬鋼線)とSWRS(ピアノ線)の2種類がよく使われる。 - 82 = 炭素含有量。
・数値が大きいほど、反発力が高く硬い寝心地になる。 - B = マンガンの含有量。
・AとBの2種類があり、AよりもBの方が耐久性が高い。 - C種 = スプリングの引張強度。
・硬鋼線の場合はA<B<Cの3種類あり、C種が最も破損しづらい。
・ピアノ線の場合はV<A<Bの3種類あり、B種が最も破損しづらい。
・硬鋼線のC種よりもピアノ線のA種のほうが引張強度が高い。
SWRH(硬鋼線)とSWRS(ピアノ線)のどちらを選ぶかですが、
- ピアノ線のコイルは製造コストが高い。
- コイルよりもクッション素材の方が先に寿命がくる。
という理由から、硬鋼線で十分だといえます。
その他
以下の項目に関しては表記されていない製品が多いので要点だけまとめておきます。
《コイルの長さ(高さ)》
- 長い方が反発力が高くなる。
- 長い方が体圧分散性が高くなる。
《コイルの巻き数》
- 巻き数が多い方が弾力性(クッション性)が高くなり強度が高くなる。
- 弾力性(クッション性)が高くなるので、巻き数が多い方が寝心地は柔らかくなる。
《コイルの形状》
- 樽型や円筒型のコイルを使用している製品が多い。
- 形状によって硬さや反発力が変わる。
- 色々な形状があり、メーカー独自の形状もあったりする。
- コイル形状を工夫することでコイル数を多くしたり、フィット感を高めている製品もある。
《熱処理・焼入れ》
- コイルスプリングに熱処理を施すことでコイルの耐久性が高くなる。
内部素材の選び方
コイルの品質を見極めることも大事ですが、マットレスを選ぶ際に最も重要なのは内部に使用されているウレタンなどのクッション素材です。
高価格帯の製品は複数の素材を組み合わせて寝心地を追求しているため、どのようなクッション素材がどれくらいの厚みで使用されているかという点に注視してみましょう。
低価格帯の製品は1種類のウレタン素材しか使用されていない場合が多いため、限られた予算内でもできるだけ密度の高いものを選ぶのがおすすめです。
クッション素材の種類
マットレスのクッション素材には下記表のタイプの素材がよく使用され、この他にもメーカーが独自に開発したような素材もあります。
低反発 | 低反発ウレタン |
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中反発 | 中反発ウレタン |
高反発 | 高反発ウレタン |
高反発ファイバー | |
高弾性 | 高弾性ウレタン |
ラテックス | |
その他 | チップウレタン |
プロファイルウレタン |
低価格帯の製品では1種類しか使用されていないことが多いですが、高価格帯の製品では寝心地を追求するために複数の素材を組み合わせているものがほとんどです。
各素材について詳しく特徴を知りたいという方は、別記事で詳しく解説していますので参考にしてください。
密度の見方
ウレタンの密度は”30D”や”30kg/m3”というように表記され、この数値が大きいほど密度が高く高品質なウレタンフォーム = マットレスの寿命が長くなるため、価格も基本的には高くなります。
コイルマットレスの高価格帯の製品では、複数の素材を組み合わせることや耐久性が高いのが当たり前なためか表記されていない製品が多いです。
しかし、低価格帯の製品は1種類のウレタン素材しか使用していない製品が多いため、密度が表記してあるものを選ぶのがおすすめです。
綿(わた)素材
コイルマットレスにはウレタンなどのクッション素材の他に、綿素材を使用しているものもあります。
綿素材は寝心地を良くするためにも使用されますが、防ダニ効果・抗菌効果・防臭効果・保温保湿効果など、様々な効果があるものがあります。
フェルト・不織布
不織布はポケットコイルを包む布としても使用されますが、内部素材の仕切りやマットレスの裏地としても使用されます。
素材や製造方法が違いますがフェルトも不織布の1種です。
フェルトや不織布にも防ダニ効果・抗菌効果・防臭効果があるようなものありますが、こだわっているマットレスはほとんどないため、あまり気にする必要はありません。
厚さとマットレスタイプの選び方
マットレスには片面しか使用できないタイプのものと、両面使用できるタイプのものがあります。
その他にも、薄型タイプや三つ折りタイプなどもありますが、これらに関しては使用用途によって選ぶべきです。
クッション素材の質と厚みが寝心地には重要なので、薄型タイプの方が安いからという理由で薄型タイプを選んだりはしないようにしましょう。
両面タイプのメリット・デメリット
- メリット
・マットレスの寿命が長くなる。
・表面と裏面で寝心地が違う製品もある。 - デメリット
・価格が高い。
・ローテーションが面倒くさい。
表面と裏面の両面が使用できる分、両面タイプの方が片面タイプよりもマットレスの寿命は長くなります。
しかし、上下表裏の4パターンのローテーションを行う必要があるという点に関しては面倒なのがデメリットといえます。
価格面に関しては、基本的に表面と裏面の両方に同じ質のクッション素材を使用する必要があるため、片面タイプと比べて高くなるのは仕方がありません。
表面と裏面で寝心地が違うタイプの製品もありますが、季節によって使用する面を変えることで寝心地を良くする目的の製品もあれば、反対面はクッション素材が貧相なだけのものもあります。
片面タイプのメリット・デメリット
- メリット
・同じ価格なら両面タイプよりも寝心地が良い。
・両面タイプよりもローテーションが楽。 - デメリット
・両面タイプよりも寿命が短い。
片面タイプは裏面にクッション素材のコストをかける必要がない分、表面にコストをかけることができます。
そのため、同価格帯の両面タイプと比べてクッション素材の質が上がるため寝心地は良くなります。
ただ、マットレスの寿命に関しては片面しか使用できない分、両面タイプには劣るのは仕方がありません。
マットレスの厚さに関して
- 全体の厚さよりも内部素材の厚さを見る。
- クッション素材が薄すぎるものはマットレス単体で使用するのは厳しい。
マットレスの厚さは薄いよりは厚い方が良いですが、厚ければ厚いほど良いものというわけではありません。
例えば、質の低いウレタンが1cm・綿が5cm使用されているものよりも、高弾性ウレタンなどの質の高いウレタンが3cm使用されているものの方が良いマットレスです。
もう1つ例として、コイルの長さが20cm・クッション素材の厚みが2cmで合計22cmのものよりも、コイルの長さが15cmクッション素材の厚みが5cmで合計20cmの方が良いマットレスです。
また、クッション素材の厚みが1cmや2cmしかないようなマットレスの場合、寝転がったときに背中にコイルの感覚を感じてしまう可能性が高くなります。
予算の都合上、低価格帯のコイルマットレスの上に布団を敷いて使おうと思っているような場合なら、床に直接布団を敷いて寝るよりは良いので、クッション素材が薄い低価格の製品もありだと思います。
しかし、寝心地を求めるなら別でオーバーレイマットレス(寝心地を良くするためにマットレスの上に敷くマットレス)を用意する必要がでてくるということは覚えておきましょう。
薄型タイプ・三つ折りタイプ
- 基本的には通常タイプがおすすめ。
- 使用用途によっては薄型タイプや三つ折りタイプもあり。
薄型タイプは薄いという特性上、どうしてもクッション素材を薄くせざるを得ません。
三つ折りタイプは折り曲げるタイプや分離式のタイプがありますが、どちらも通常タイプよりも耐久性が劣ってしまいます。
しかし、マットレスを頻繁に収納する必要がある場合や、二段ベッドなどで使用する場合などは薄型タイプや三つ折りタイプの方が良い場合もあります。
三つ折りタイプは薄型のものが多いですが、寝心地や耐久性を考えるなら厚めのものを3つに分離できるタイプの方がおすすめです。
薄型タイプを選ぶ場合は、少しでも寝心地を良くするためにクッション素材の厚みを考えて、両面タイプよりも片面タイプを選ぶべきでしょう。
側生地の選び方
マットレスの表面に使われる生地には、ニット生地・メッシュ生地・ジャンプキルト・ジャガード生地など様々なものがありますが、基本的には気にする必要はありません。
なぜなら、マットレスの上にはベッドパッドなどを敷いて使用するべきだからです。
ベッドパッドが必要な理由
人間は寝ている間にコップ1杯分の汗をかくといわれていますが、マットレスの劣化の1番の要因は、この寝汗が原因で湿気がたまることなのです。
敷きパッドやベッドパッドをマットレスの上に敷いて寝ることで、マットレス本体に寝汗が吸収されるのを防ぐことができます。
飲み物などをこぼしてしまうこともあるでしょうし、寝ている間に鼻血など出血してしまうこともあるかもしれません。
ベッドパッドは簡単に洗うことができますが、マットレスは基本的には洗うことはできないため、耐久性や衛生面を考えるならベットパットなどを敷いて寝るべきなのです。
おすすめポケットコイルマットレス【価格帯別】
ポケットコイルマットレスの選び方については理解していただけたでしょうか?
ここからは、私が買うならこれだというポケットコイルマットレスを200種類以上の中から価格帯別に特徴を解説しながら紹介していくので、マットレス選びの参考にしてください。
- 参考価格は記事更新時点での送料込みの最安値SHOPの価格。
- 送料がかかる商品は、東京へ発送した場合の送料込みの最安値SHOPの価格を表記。
- カラーが表記していない商品は、私の主観でカラーを表記。
- 製品仕様は変更される場合がありますので、購入を検討の際はリンク先のページで製品情報を必ずご確認ください。
1万円以下の特徴とおすすめ製品
1万円以下の価格帯では十分な内部素材を使用しているマットレスはないため、必然的にベッドパッドなどを上に敷くことを前提として選ぶことになります。
また、コイル数に関してはあまり差がなく比較基準にならないため、線材規格やコイル線径を指標として硬めの寝心地のものを選ぶのがおすすめです。
腰の沈み込みを防止!3ゾーン構造 ポケットコイルマットレス シングル
参考価格 | 9,999円 |
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コイル数 | 465個 |
コイル配列 | 並行配列 |
厚さ | 19cm |
幅×長さ | 97cm×195cm |
面仕様 | 片面 |
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線材規格 | SWRH72B C種 |
コイル線径 | 腰部 2.2mm 頭・足部 2.0mm 両サイド 2.2mm |
コイルの高さ | ー |
コイル巻き数 | 6.5巻 |
断面図 | あり |
表面生地 | ニット生地(ポリエステル100%) |
内部素材 | ・20Dウレタン ・樹脂綿 ・フェルト ・不織布 |
カラー | ホワイト |
圧縮梱包 | ○ |
その他 | ・3ゾーン構造 ・エッジサポート ・側面3Dメッシュ |
3ゾーン構造・エッジサポート・側面3Dメッシュと、1万円以下の安いポケットコイルマットレスの中ではトップクラスの性能の製品。
線材規格【SWRH72B C種】、腰部のコイル線径が2.2mmなため、この価格帯の中では最も寝心地が硬めのマットレスです。
2万円以下の特徴とおすすめ製品
1~2万円以下の価格帯では片面タイプ・両面タイプ・薄型タイプ・三つ折りタイプなど、100種類以上の多種多様なポケットコイルマットレスが増えてきます。
しかし、片面タイプ以外ではクッション素材の品質が低く厚みがまだまだ薄いため、私が選ぶなら片面タイプを選びます。
片面タイプの中で何を基準に選ぶかは人それぞれですが、全体的な性能・コイル数・クッション素材のどれかに重点を置いて選ぶのがおすすめです。
超ハード 日本製 ユーロトップ ポケットコイルマットレス シングル
参考価格 | 19,800円 |
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コイル数 | 496個 |
コイル配列 | 並行配列 |
厚さ | 20cm |
幅×長さ | 97cm×195cm |
面仕様 | 片面 |
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線材規格 | SWRH82B C種 |
コイル線径 | 2.1mm |
コイルの高さ | ー |
コイル巻き数 | ー |
断面図 | ユーロトップ部分のみ |
表面生地 | ニット生地(ポリエステル100%) |
内部素材 | 【ユーロトップ部分】 ・高硬度ウレタン2cm (密度30D、硬さ230N) ・ウレタン2cm ・ウレタン0.9cm ・不織布 【マットレス部分】 |
カラー | ブラック |
圧縮梱包 | ○ |
その他 | ・ユーロトップ ・日本製 |
2万円以下の価格帯では唯一の日本製ユーロトップポケットコイルマットレス。
線材規格はJIS規格で最も高品質な【SWRH82B C種】、コイル線径2.1mmのハードタイプ。
ユーロトップ部分のみで考えても、内部素材はこの価格帯では上位です。
Bed&Mattress 2層×3ゾーン構造ポケットコイルマットレス EN255PP シングル
参考価格 | 19,900円 |
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コイル数 | 1,289個 (上層855個 + 下層434個) |
コイル配列 | 並行配列 |
厚さ | 25cm |
幅×長さ | 97cm×195cm |
面仕様 | 片面 |
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線材規格 | ー |
コイル線径 | 上層 1.0mm 下層腰部 2.0mm 下層頭・足部 1.9mm |
コイルの高さ | 上層 2cm 下層 15cm |
コイル巻き数 | 下層 6巻 |
断面図 | あり |
表面生地 | ニット生地(ポリエステル100%) |
内部素材 | ・20Dプロファイルウレタン3.81cm ・20Dウレタン2cm ・24Dウレタン2cm ・綿(100g) ・フェルト ・不織布 |
カラー | アイボリー |
圧縮梱包 | ○ |
その他 | ・2層コイル ・3ゾーン構造 |
Bed&Mattressの人気シリーズ、ENシリーズの2層コイル3ゾーン構造ポケットコイルマットレス。
上層にコイル線径1.0mmの薄型ポケットコイルを855個使用し、体圧分散性を高めている。
下層は3ゾーン構造にすることで、正しい寝姿勢を整え、背骨や腰の負担を軽減。
さらに、内部に使われているウレタン素材も贅沢にこだわっています。
純高反発×ポケットコイル TG-SUPPORT PREMIUM1 シングル
参考価格 | 19,800円 |
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コイル数 | 336個 |
コイル配列 | 並行配列 |
厚さ | 24cm |
幅×長さ | 97cm×195cm |
面仕様 | 片面 |
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線材規格 | SWRH72A C種 |
コイル線径 | ー |
コイルの高さ | 14cm |
コイル巻き数 | ー |
断面図 | あり |
表面生地 | ニット生地(ポリエステル97%・ポリウレタン3%) |
内部素材 | ・40Dウレタン4cm (40D/100N) ・25Dプロファイルウレタン4cm (25D/190N) ・25Dウレタン2cm (25D/190N) |
カラー | ホワイト×グレー の2トーンカラー |
圧縮梱包 | ○ |
その他 | カバー取外し洗濯可能 |
コイルよりもウレタン素材に徹底的にこだわったポケットコイルマットレス。
コイル数は336個と少ないですが、内部素材に使われているウレタンの量と質がこの価格帯では圧倒的です。
3万円以下の特徴とおすすめ製品
2~3万円以下の価格帯にも100種類以上の多種多様なポケットコイルマットレスが販売されています。
この価格帯からは両面タイプのクッション素材の品質や厚みも向上してくるため、両面タイプも候補に入れることができるでしょう。
生産コストが高くなる分、全体的な性能も高くなるため、この価格帯からは総合的に見て選ぶのがおすすめです。
薄型タイプに関しては、3万円以上の価格帯ではおすすめできる製品がないため、予算を決めていないならこの価格帯から選ぶのがおすすめです。
neruco オリジナル 3層構造 オーバーレイ付きハイスペックポケットコイルマットレス シングル
参考価格 | 27,900円 |
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コイル数 | 1,024個 (上層512個 + 下層512個) |
コイル配列 | 並行配列 |
厚さ | 33cm (ピロートップ層 5cm トッパー 11.5cm ボトム 16.5cm) |
幅×長さ | 97cm×195cm |
面仕様 | 片面 |
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線材規格 | SWRH72B |
コイル線径 | 上層 1.8mm 下層 2.0mm |
コイルの高さ | 上層 11cm 下層 16cm |
コイル巻き数 | 上層 5巻 下層 5巻 |
断面図 | あり |
表面生地 | 【表面】 ニット生地(ポリエステル100%) 【裏面】 |
内部素材 | 【ピロートップ層】 ・高反発ウレタン ・プロファイルウレタン ・テイジン防ダニ抗菌防臭綿 ・ポリエステル綿 ・ホワイトピュアハードフェルト ・不織布 【上層】 【下層】 |
カラー | ホワイト |
圧縮梱包 | ○ |
その他 | ・リバーシブルピロートップ ・2層コイル ・セパレートタイプ ・側面3Dメッシュ |
ベッド通販専門店、nerucoオリジナルシリーズのハイスペックポケットコイルマットレス。
厚さ33cmは3万円以下のポケットコイルマットレスの中で最高クラス。
ピロートップ層までセパレートタイプ(分離式)として販売しているポケットコイルマットレスはこのマットレス以外にありません。
また、ピロートップ層はリバーシブルとなっており、表面はプロファイルウレタン + ニット生地にすることでソフトな寝心地、裏面はホワイトピュアフェルト + 平織生地にすることでハードな寝心地となっています。
参考価格 | 29,513円 |
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コイル数 | 861個 |
コイル配列 | 並行配列 |
厚さ | 24cm |
幅×長さ | 97cm×195cm |
面仕様 | 片面 |
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線材規格 | SWRH72B C種 |
コイル線径 | 1.2mm |
コイルの高さ | ー |
コイル巻き数 | ー |
断面図 | あり |
表面生地 | シルク配合 抗菌防臭防ダニニット生地(ポリエステル 98%、シルク 2%) |
内部素材 | ・体圧分散ウレタン3cm ・高弾力ウレタン2cm ・高密度ウレタン2cm ・高通気性ウレタン1cm ・樹脂綿 ・フェルト ・不織布 |
カラー | ・ホワイト ・ブラック ・ブラウン |
圧縮梱包 | ○ |
その他 | エッジサポート |
EVAホテルシリーズの片面仕様ポケットコイルマットレス。
コイル線径1.2mmの861個のコイルと4種類のウレタンを贅沢に使用することで、体圧分散性や寝心地を追求し、表面生地にはシルクを配合することで、抗菌・防ダニ・防臭性を高めています。
カラーもホワイト・ブラック・ブラウンの3色から選ぶことができるため、見た目を重視する方にもおすすめです。
TENCEL×高反発ピロートップ ポケットコイルマットレス シングル
参考価格 | 24,800円 |
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コイル数 | 1,252個 |
コイル配列 | 交互配列 |
厚さ | 25cm |
幅×長さ | 97cm×195cm |
面仕様 | 両面 |
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線材規格 | SWRH72B C種 |
コイル線径 | 1.4mm |
コイルの高さ | 15cm |
コイル巻き数 | 8.5巻 |
断面図 | あり |
表面生地 | テンセル生地 |
内部素材 | 【表面】 ・30D高反発ウレタン5cm ・ウレタン3cm ・不織布 【裏面】 |
カラー | ホワイト×グレー のボーダーカラー |
圧縮梱包 | ○ |
その他 | ・ユーロトップ ・寝心地の違う両面仕様 ・側面4Dメッシュ |
コイル数1,252個+TENCEL素材を使用した、片面がユーロトップ仕様の交互配列ポケットコイルマットレス。
内部素材は表面にコストをかけることで、3万円以下の両面仕様ポケットコイルマットレスの中で表面のウレタンの厚さが断トツ1番。
TENCEL素材は吸湿性に優れているため、ポリエステル素材と比べて触り心地が良く、衛生効果も高くなります。
2万円以下の両面タイプで紹介しているTENCEL×4Dメッシュ ポケットコイルマットレスのグレードアップモデルです。
KOKI 超薄型ポケットコイル マットレス LAYFIT 敷布団タイプ シングル
参考価格 | 27,390円 |
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コイル数 | 1,300個 |
コイル配列 | 並行配列 |
厚さ | 8cm |
幅×長さ | 100cm×195cm |
面仕様 | 両面 |
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線材規格 | ー |
コイル線径 | 1.0mm |
コイルの高さ | ー |
コイル巻き数 | ー |
断面図 | あり |
表面生地 | ポリエステル100% |
内部素材 | 【表面】 ・ウレタン1cm×3 ・ポリわた300g ・不織布30g 【裏面】 |
カラー | ホワイト |
圧縮梱包 | ○ |
その他 | ・三つ折りタイプ ・寝心地の違う両面仕様 |
KOKIシリーズの敷布団タイプ薄型ポケットコイルマットレス。
コイル数1,300個は、全価格帯の薄型ポケットコイルマットレスで考えても最高クラス。
コイル数が多いだけではなく、マットレスの厚さ8cmに対してウレタンの厚みが裏表合計で5.7cmもあります。
両面仕様となっていますが、表面の方が内部素材が厚くなっているため、基本的には表面での使用がおすすめです。
KOKI 超薄型ポケットコイル マットレス LAYFIT ウレタン増量タイプ シングル
参考価格 | 27,390円 |
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コイル数 | 1,300個 |
コイル配列 | 並行配列 |
厚さ | 9cm |
幅×長さ | 100cm×195cm |
面仕様 | 両面 |
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線材規格 | ー |
コイル線径 | 1.0mm |
コイルの高さ | ー |
コイル巻き数 | ー |
断面図 | ー |
表面生地 | ポリエステル100% |
内部素材 | 【表面】 ・ウレタン1cm×3 ・ウレタン1cm?? ・ポリわた300g ・不織布30g 【裏面】 |
カラー | ホワイト |
圧縮梱包 | ○ |
その他 | ・三つ折りタイプ ・寝心地の違う両面仕様 |
上記で紹介した製品のウレタン増量タイプ。
違いは、見た目とマットレスの厚さが1cm厚くなっている部分です。
ウレタン増量タイプの製品紹介ページにも敷布団タイプの製品紹介ページが使用されているため確実なことは言えませんが、おそらく厚さ1cmのウレタンが追加されたのだと思います。
3~5万円の特徴とおすすめ製品
3~5万円以下の価格帯では、3万円以下のポケットコイルマットレスと比べて格段に性能が優れている製品は少ないため、3万円以下の価格帯の製品も考慮して選びましょう。
選び方としては、3万円以下の価格帯と同じく全体的な性能な性能を考えて、総合的に選ぶのがおすすめです。
DORMIRA 極厚34cm ユーロトップ ポケットコイルマットレス シングル
参考価格 | 48,990円 |
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コイル数 | 465個 |
コイル配列 | 並行配列 |
厚さ | 34cm |
幅×長さ | 97cm×195cm |
面仕様 | 片面 |
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線材規格 | ー |
コイル線径 | 2.2mm |
コイルの高さ | 22cm |
コイル巻き数 | 5.5巻 |
断面図 | あり |
表面生地 | テンセル生地 |
内部素材 | ・D40低反発ウレタン ・D30ハードウレタン7cm ・D20ウレタン2cm ・D20ウレタン ・新型樹脂綿 ・ハード白ポリファイバー(500g) ・ハード白ポリファイバー(200g) |
カラー | グレー×ライトグレー の2トーンカラー |
圧縮梱包 | ○ |
その他 | ユーロトップ |
DORMIRAシリーズの極厚ユーロトップポケットコイルマットレス。
高密度ハードウレタン7cmに加えて、D40低反発ウレタン、D20ウレタンを使用することで快適な寝心地を追求している。
厚さ34cmは全価格帯の中でトップクラスであり、これ以上に厚いポケットコイルマットレスはさらに上の価格帯でもなかなかありません。
表面生地に使用されているテンセル素材は吸湿性に優れており、ポリエステル素材と比べて触り心地が良く、衛生効果も高くなります。
ソフトウレタン+ラテックス ダブルポケットコイルマットレス シングル
参考価格 | 34,800円 |
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コイル数 | 930個 (上層465個 + 下層465個) |
コイル配列 | 並行配列 |
厚さ | 30cm |
幅×長さ | 97cm×195cm |
面仕様 | 片面 |
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線材規格 | ー |
コイル線径 | 上層 1.8mm 下層内側 2.0mm 下層腰部 2.2mm |
コイルの高さ | 上層 5cm 下層 20cm |
コイル巻き数 | ー |
断面図 | あり |
表面生地 | ポリエステル69%、テンセル31% |
内部素材 | ・ジェルラテックス ・凸凹ウレタン3cm ・ソフトウレタン3cm ・スーパーソフトウレタン2cm ・化繊綿0.5cm |
カラー | ホワイト×グレー のボーダーカラー |
圧縮梱包 | ○ |
その他 | ・2層コイル ・3ゾーン構造 |
ラテックス素材を使用した厚さ30cmの2層ポケットコイルマットレス。
3ゾーン構造のものや2層コイルの製品でラテックス素材を使用している製品は、この価格帯以下ではこの製品しかありません。
ジェルラテックスは、ラテックス素材の弱点である夏場などの蒸れやすさをカバーした素材です。
表面生地に使用されているテンセル素材は吸湿性に優れており、ポリエステル素材と比べて触り心地が良く、衛生効果も高くなります。
Murren Sleep【K-EX1】12層 2.1mm×1.9mmミックスポケットコイル シングル
参考価格 | 31,703円 |
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コイル数 | 465個 |
コイル配列 | ミックス配列 (並行配列) |
厚さ | 25cm |
幅×長さ | 97cm×200cm |
面仕様 | 両面 |
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線材規格 | SWRH67B C種 |
コイル線径 | 1.9mm 2.1mm |
コイルの高さ | 18cm |
コイル巻き数 | ー |
断面図 | あり |
表面生地 | 【表面】 ニット生地(ポリエステル100%) 【裏面】 |
内部素材 | 【表面】 ・高反発ウレタン3cm ・高反発ウレタン2cm ・フェルト(500g/㎡) ・不織布(80g/㎡) ・不織布(20g/㎡) 【裏面】 |
カラー | ライトグレー |
圧縮梱包 | ○ |
その他 | ・三つ折りタイプ(ファスナー分離式) ・寝心地の違う両面仕様 ・セパレートタイプ(別売) |
Murren Sleepシリーズの両面仕様三つ折りポケットコイルマットレス。
25cmもの厚みで3分割できるタイプのポケットコイルマットレスはMurren Sleep以外には中々ありません。
硬さの違うコイルをミックスして配列し、30Dの高反発ウレタンを贅沢に使用することで寝返りのしやすさと体圧分散性を高めています。
表面と裏面で生地のタイプやウレタンの厚みを変えることで、寝心地の違う両面仕様となっていますが、別売りのマットレスを購入することでセパレートタイプマットレスとして使用することもできます。
5万円以上の特徴とおすすめ製品
5万円以上の価格帯の高級ポケットコイルマットレスでは、厚さ30cm前後のポケットコイルマットレスが多くなるというのが特徴です。
5万円以下の価格帯のポケットコイルマットレスと比較すると、コイル品質に関しては全体的に大きな違いはありませんが、内部に使用されているウレタンなどの素材に関しては全く違ってきます。
そのため、
- クッション素材の質と厚み
- 通気性や衛生面
- コイル品質
- その他の性能
の順番で考えていくのがおすすめです。
参考価格 | 98,000円 |
---|---|
コイル数 | 616個 |
コイル配列 | 交互配列 |
厚さ | 27cm |
幅×長さ | 97cm×196cm |
面仕様 | 両面 |
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線材規格 | SWRH82B C種 |
コイル線径 | 1.9mm |
コイルの高さ | 16.5cm |
コイル巻き数 | 8巻 |
断面図 | あり |
表面生地 | ハイグレードニット生地 |
内部素材 | 【表面】 ・クラウドMAXウレタン2cm ・チップウレタン1.7cm ・ウレタン1.7cm ・ウレタン0.8cm ・TEIJIN マイティトップⅡ (防ダニ・抗菌・防臭綿) 【裏面】 |
カラー | アイボリー |
圧縮梱包 | × |
その他 | ・日本製 ・ベンチレーター |
テレビ番組やネット上でも大絶賛され、「こだわりの高級マットレス」部門でも1位を獲得した日本製高性能ポケットコイルマットレス。
内部に使用されているウレタン素材の厚みは片面につき6.2cmで、合計12.4cmもの厚みのウレタン素材が使用されています。
コストパフォーマンスなども含めてトータルで考えると、やはり話題になるだけあって、この製品が全てのポケットコイルマットレスの中で1番おすすめという結果になりました。
【コイル】
JIS規格(日本工業規格)で最も品質が高い【SWRH82B C種】のコイルを交互配列で使用し、コイル高は高く・巻き数も多いため、体圧分散性・反発性・耐久性が高くなっている。
【内部素材】
クラウドMAXウレタンは、ラテックス素材とウレタン素材の良いとこどりをした極上の素材で、ラテックスの反発力と耐久力をもちながら、ラテックスの弱点である通気性やゴム臭を克服した素材。
チップウレタンはスポンジの端材を使用して加工した製品で、通常のウレタンよりもへたりにくい素材。
中綿に使用されているTEIJINのマイティトップⅡは、防ダニ・抗菌消臭効果が高く評価されている素材。
【表面生地】
表面生地に使用されているハイグレードニットは通気性・吸湿性に優れた素材で、体温の変化によって熱を調整することができるため、夏は涼しく、冬は暖かい寝心地が期待できる。
まとめ
睡眠はあなたの人生の大きな部分を占め、マットレスは人生の大きな部分を共に過ごす重要なツールです。
予算は人によって違いますが、限られた予算の中でも可能な限り良いマットレスに出会えるように、この記事をあなたのマットレス選びの参考にしていただければ幸いです。