このページではマットレスを処分するための9つの方法と、処分するためにかかる費用の相場をまとめています。
ページ後半には、各種マットレスを分解している動画もありますので、分解して処分しようと思っている方は参考にしてください。
マットレスを無料で処分する4つの方法!
マットレスを無料で処分するためには、譲渡や売却という手段を用いる必要があります。
そのため、マットレスの質や状態が悪い場合は引き取り手が見つからない可能性が高いため、ページ後半の「マットレスを有料で処分する方法と費用の相場!」を参考にしてください。
リサイクルショップで売却
- 費用
・マットレスの質や状態によって買取ってもらえる金額が違う。 - メリット
・電話1本で無料見積もりしてもらえる。
・店舗によっては運び出しまで全て行ってくれるので楽。 - デメリット
・必ず買取ってもらえるとは限らない。
新品購入時の価格が高額だった場合や、マットレスの状態が良好な場合はリサイクルショップで買取りしてもらうというのが1番楽な方法です。
あなたの処分したいマットレスが買取りしてもらえるかどうか分からない場合は、まずは電話で聞いてみましょう。
マットレスを買取るつもりがない店舗や、あなたの処分したいマットレスに商品価値を見出せないと判断された場合には電話の時点で買取りを断られますし、無料でなら引き取ってもらえるという場合もあります。
本来なら有料で処分するしかないマットレスでも、交渉次第では他の売却する製品と一緒であれば無料で引き取ってもらえるということもあり得ます。
知人に譲渡
- 費用
・無料
・売却も可能 - メリット
・口約束やメールのやり取りだけで済むので取引が簡単。 - デメリット
・マットレスを運搬するための車両が必要。
無料で処分する方法で2番目に簡単なのは、知人に譲渡するという方法です。
ただし、マットレスを運搬するための車両が必要なので、運搬方法については譲渡を約束するときに話し合っておきましょう。
知人が搬出から運搬まで全て行ってくれるような場合はかなり楽ですね。
ジモティーで売却
- 費用
・マットレスの質や状態によって買取ってもらえる金額が違う。 - メリット
・取引相手によっては運び出しまで全て行ってくれる。 - デメリット
・出品ページ作成に手間がかかる。
・取引相手が見つかるまでに、期間がかかる場合や見つからない可能性もある。
・自宅まで引取に来てもらうなら自宅の場所を教える必要がある。
・直接会っての取引になるため、特に女性の方はトラブルに注意する必要がある。
ジモティーは地域密着型のフリマサイトで、基本的には直接会っての取引を前提としているため、知人に譲渡するのに近い処分方法です。
引き取ってもらえる人を探すためにマットレスの写真を撮ったりする必要はありますが、商品ページに”自宅まで引取に来てくれる方”などの条件を記載しておくこともできます。
取引相手に自宅を知られてしまうことや家に上げることに抵抗がないのなら、取引相手によっては搬出まで全て任せてしまうこともできます。
手渡しの場合、ジモティーは出品手数料などはありませんので、すぐに取引相手を見つけたい場合は0円で出品するのがおすすめです。
0円で出品しても取引相手が見つからない場合は、有料で処分するしかありません。
フリマサイトで売却
- 費用
・マットレスの質や状態によって買取ってもらえる金額が違う。 - メリット
・引取り対象になる人の数が多い。 - デメリット
・出品ページ作成に手間がかかる。
・取引相手が見つかるまでに、期間がかかる場合や見つからない可能性もある。
・梱包が面倒くさい。
・マットレスは送料が高い。
ヤフオクなどのオークションサイトや、メルカリなどのフリマサイトに出品するのはあまりおすすめできません。
1番の理由は、マットレスは大きいうえに送料が高いため、トラブルになる可能性があるからです。
配送途中の商品の破損もあり得ますし、着払いで出品していたら相手が送料の高さにびっくりして受け取り拒否するということもあり得ます。
梱包と発送も小物に比べて大変なので、高額で売れるマットレスでない場合は、手間を考えると粗大ゴミとして処分した方が良いかもしれません。
それでもヤフオクやメルカリなどに出品するという場合は、トラブルを回避するために細心の注意を払って取引を行うようにしましょう。
マットレスを有料で処分する方法と費用の相場!
買い手がつかないようなマットレスの場合はお金を払って処分するしかありませんが、その場合にもいくつか方法があります。
購入店で引き取ってもらう
- 費用
・購入店舗によっては無料。
・有料の場合は3,000円~のところが多い。 - メリット
・新しいマットレスの搬入から、古いマットレスの搬出まで全て行ってくれる。 - デメリット
・引き取りは行っていない店舗もある。
・ネットSHOPで購入した方が価格が安い場合はおすすめしない。
購入店舗で古いマットレスの処分まで行ってくれる場合は、新しいマットレスの設置まで行ってくれるので1番楽な方法といえます。
処分費用は店舗によって無料の場合もありますが、有料の場合は1台につき3,000円~といったところです。
注意点として、全ての店舗が引き取りを行っているわけではないため、古いマットレスを処分してくれるのか確認が必要です。
実店舗とネットSHOPの価格差が1万円以上ある場合などは、1番お金がかかる処分方法を選んだとしてもお釣りがきます。
マットレスに限らず実店舗で購入を考えている場合は、ネットSHOPの販売価格も必ず調べるようにしましょう。
ポケットコイルマットレスを実店舗で購入しようと考えている場合は、当サイトの価格別徹底比較ページも参考になると思います。
粗大ゴミとして自治体に回収してもらう
- 費用
・200円~2,000円程度。
・住んでる地域によって違う。 - メリット
・住んでいる地域やマットレスの種類によっては処分費用が安い。 - デメリット
・指定されたゴミ収集場所まで運ぶ必要がある。
・指定された日時に出す必要がある。
・自治体によっては回収不可の地域もある。
マットレスを処分する方法は9つありますが、これが1番無難な方法だと思います。
不用品回収業者に頼むよりも全然安いですし、追加料金はかかるかもしれませんが、部屋の中から搬出を行ってくれる地域もあります。
有料で処分する必要がある場合には、まずはあなたの住んでいる地域の粗大ゴミ受付センターに電話して、処分方法や処分費用を確認してみましょう。
あなたが住んでいる地域の粗大ゴミ受付センターの電話番号については、Googleの検索窓などに下記のように入力すれば簡単に調べることができます。
ただし、指定日時に指定されたゴミ収集場所まで運ぶ必要があること、地域によってはマットレスの回収は不可能な場合もあることは覚えておいてください。
粗大ゴミ処理センターに持ち込み
- 費用
・住んでいる地域によって違う。 - メリット
・粗大ゴミとして自治体に回収してもらうよりも安く処分できる。
・地域によっては無料で処分できる。 - デメリット
・マットレスを運ぶための車両が必要。
・地域によっては指定された日時に搬入しなければならない。
この方法の場合は、粗大ゴミとしてゴミ収集場所に出すよりも安く処分できますがおすすめはしません。
粗大ゴミとして自治体に回収してもらう費用はそこまで高くはないため、粗大ゴミ処理センターに持ち込む手間と時間を考えると、普通に粗大ゴミとして処分した方が良いでしょう。
この方法で処分する場合には、地域によって予約が必要だったり、持ち込み不可の可能性もあるため、あなたの住んでいる地域の粗大ゴミ処理センターに電話して確認するようにしてください。
不用品回収業者に依頼
- 費用
・5,000円~ - メリット
・電話1本で解決するので楽。
・即日処分できる。 - デメリット
・処分料金が高い。
・悪徳業者に注意する必要がある。
自力でマットレスを搬出することが困難な場合や、緊急の場合にも対応してくれるなどのメリットはありますが、回収料金が高いうえに、信頼できる業者を探す手間がかかるためおすすめはできません。
悪質な業者に引っかかってしまうと、見積もりとは別に追加料金を請求される可能性もあるため、料金が安すぎる業者などは特に注意が必要です。
分解して家庭ごみとして処分
- 費用
・ゴミ袋代
・作業道具の購入費 - メリット
・マットレスが大きくて部屋から出すのが難しい場合には、分解することで搬出することが可能。 - デメリット
・手間がかかる。
・自治体によっては分解処分を認めていない。
作業に必要な道具を購入する必要がないなら、マットレスを有料で処分する方法の中では1番お金がかからない方法です。
低反発マットレスや高反発マットレスなどのノンコイルマットレスの場合は、ノコギリ・カッター・ハサミなどを使って、割と短時間で分解していくことができます。
しかし、自治体によっては分解して処分することを認めていない場合もあるため、あなたの住んでいる地域のルールを事前に確認する必要があります。
また、劣化した素材の粉塵やカビ、ダニなどが舞い散る可能性があるため、屋外で作業することをおすすめします。
ポケットコイルマットレスを分解して処分するのは大変
ボンネルコイルマットレスはコイルが連結してつながっており、ポケットコイルマットレスはコイルが一つ一つ独立しているマットレスです。
各種マットレスの分解手順比較
ボンネルコイルマットレスも分解するのは大変なのですが、ポケットコイルマットレスは独立した数百個のコイルがそれぞれ不織布に包まれているため、分解して処分する場合は1番手間がかかります。
各種類のマットレスの分解手順を簡単に比較すると下記のような感じです。
- ノンコイルマットレス…
・ノコギリ、カッター、ハサミなどで小さく切っていくのみ。 - ボンネルコイルマットレス…
・コイル部分とスポンジ部分を切り離す。
・クリッパーなどでコイルを切断していく。 - ポケットコイルマットレス…
・コイル部分とスポンジ部分を切り離す。
・不織布に包まれているコイルを1つずつ取り出していく。
絶対に覚えておいて欲しいのが、自治体によってはマットレスのコイルスプリングが燃えないゴミとして出すことができない場合があるということです。
その場合は、粗大ゴミ(コイルスプリングのみ)としてマットレスを処分するのと同じ金額がかかるところもあるようなので、事前にコイルスプリングを燃えないゴミとして出すことができるかどうかは必ず確認してください。
各種マットレスの分解動画
マットレスの分解がどれくらい大変かというのは動画でなければ伝わらないと思います。
実際に分解された方の動画を貼っておきますので参考にしてください。
【ノンコイルマットレスの場合】
【ボンネルコイルマットレスの場合】
【ポケットコイルマットレスの場合】
この動画を見てもポケットコイルマットレスを分解しようという方は、ケガをしないように軍手をしたり、粉塵対策にマスクをするなりして作業をするようにしましょう。
まとめ
マットレスを有料で処分する場合は、トータルで考えると粗大ゴミとして自治体に回収してもらうのが1番おすすめです。
無料で処分したい場合は、儲けようとは思わない方がスムーズに処分できるでしょう。
ポケットコイルマットレスに買い替えを考えている場合は、価格別徹底比較記事の方も活用していただけたらと思います。