厚さで何が違うの?

マットレスの寝心地や耐久性は使用される素材によって変わってきますが、厚さによっても寝心地や耐久性は変わってきます。

マットレス全体で考えるなら10cmも厚さがあれば厚いといわれますが、ポケットコイルマットレスに絞って考えるならば20cm程度の厚さが一般的です。

マットレスのタイプによって何がどう違うのかをみていきましょう。

 

厚めのポケットコイルマットレスの特徴

ポケットコイルマットレスの厚さは使用されるコイルの長さや巻き数、クッション素材の枚数や厚みなどによって変わります。

コイル

コイルの長さが長くなり巻き数が多くなることよって反発力、体圧分散性、耐久性が高くなりますが、コイルの長さまで表記してある製品は少ないため、厚めのマットレスを選ぶときはクッション素材から見ていきましょう。

クッション素材

クッション素材の枚数を増やしたり厚い素材を使用することによって反発力や体圧分散性が高くなりますが、ただ厚いものを使用しているから良い製品というわけではありません。

例えばウレタン素材なら、どのようなウレタン素材を使用しているかによって反発力や体圧分散性も変わってきます。

断面図が記載されている製品では使われているウレタン素材の種類や、1枚ごとの厚みも知ることができますので、厚いマットレスを選ぶときは断面図もしっかりとチェックしましょう。

超極厚のポケットコイルマットレス

中には厚さが30cm以上もある超極厚のポケットコイルマットレスなどもみかけます。

しかし、あまりにも素材が分厚すぎるとポケットコイルマットレスのメリットである点で体を支えることによるフィット感などが軽減してしまうため、厚みが30cmを超えるような超極厚マットレスを選ぶならポケットコイルマットレスにこだわる必要性も薄れてきます。

重さも考慮しよう

厚さが厚くなるということは当然重さも重くなります。

マットレスの重さが重くなることによって接地面に湿気が溜まりやすくなるため、マットレスの下にすのこや除湿シートを使用することによる湿気対策も大事になってきます。

薄型ポケットコイルマットレスの特徴

ポケットコイルマットレスにも10cm以下の薄型の製品があります。

薄型のポケットコイルマットレスではクッション素材の厚さも薄くなりますので、厚めのマットレスに比べると反発力、耐久性、体圧分散性は低くなります。

素材の品質

素材が薄くなる分、コイルやクッション素材の品質を高くすることで反発力、耐久性、体圧分散性を高くする努力をしているメーカーもあります。

あまりに柔らかめのものだと、地面に体がついてしまうような底つき感を感じてしまうこともあります。

ですので薄型のポケットコイルマットレスを選ぶときも、厚めのポケットコイルマットレスを選ぶときと同様に断面図などで素材の厚さや品質をしっかりとチェックしましょう。

利便性

薄い分重さも軽くなるため利便性は厚いものよりも高くなります。

他のマットレスや布団と合わせて使用したり、2段ベッドの上などにも使用することができます。

折りたたみできるポケットコイルマットレスの特徴

三つ折りマットレスなどの折りたたみタイプのポケットコイルマットレスは薄型マットレスの一種です。

薄型マットレスよりも利便性が高い

普通の薄型マットレスよりもさらに利便性が高く、折りたたむことで押し入れなどに収納することも可能になります。

三つ折りのものだとソファのように使用できるものもあります。

自由自在に折り曲げられるものも

製品によってはコイルの線形を細くしてコイル数を増やしたり、形状記憶加工を施すことで布団のように持ち運びやすく、自由自在に折り曲げられるものもあります。

まとめ

マットレスの厚さは部屋の広さや使用用途によっては薄型や折りたたみタイプのほうが都合が良い場合もあります。
あなたの使用用途に合った厚さのマットレスを選ぶようにしましょう。

ポケットコイルマットレスの品質の見方がわからないという方は下記の記事を参考にしてください。

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