体に合ったマットレスってどんなマットレス?

マットレス選びで一番重要なことはマットレスがあなたの体に合っているか合っていないかです。体に合っていないマットレスを使い続けることが腰痛の原因になることもあります。

ではどのようなマットレスが自分の体に合っているのでしょうか。それを説明するために、まずは理想のマットレスとはどのようなマットレスなのかということから話していきたいと思います。

 

体に合ったマットレスとは

理想のマットレス=寝心地最高=体に合ったマットレス

理想のマットレスとは

あなたにとって理想のマットレスとはどのようなマットレスですか?と質問すると

完全に健康体の方であれば極厚でふかふかで気持ちの良いマットレス。
腰痛持ちの方でしたら腰が痛くならないマットレス。
眠りの浅い方であれば熟睡できるマットレス。
など、人それぞれ多種多様な答えが返ってきます。

しかし、突き詰めて一言で言い表すなら理想のマットレスとは”寝心地が最高なマットレス”ということだと私は考えます。

寝心地が最高のマットレスとは

理想のマットレスが人それぞれ違うように、最高の寝心地も人それぞれ違います。

例えば腰痛持ちの方には硬めのマットレスがおすすめですが、同じ腰痛持ちの方でもその方の体形や腰痛の程度によって最適な硬さなどが変わってきます。腰痛持ちだから硬いマットレスのほうが良いのはわかっているけど、硬いマットレスでは熟睡できないという方もいるかもしれません。

その方が例えば腰の部分が他の部分より硬くなっているマットレスに変えてみたとします。

  1. 硬いマットレス
    腰痛は軽減されるが熟睡できない
  2. 柔らかいマットレス
    熟睡できるが腰痛が辛い
  3. 腰の部分のみ硬くなっているマットレス
    硬いマットレスほどではないが腰痛が軽減でき、柔らかいマットレスほどではないがよく眠れる

この方が睡眠の質を上げて腰痛も軽減させたいなら3番のマットレスがこの方にとっては最高の寝心地のマットレスとなりえます。これが体に合ったマットレスを選ぶということです。

このように自分の体や精神の状態を理解し、マットレス選びの知識をある程度持つことで体に合ったマットレスを選択することができるようになります。

ポケットコイルマットレスに関する知識についてはこちらをご覧ください。

自分の体に合ったマットレスを考えてみよう

考えよう

ここまでで体に合ったマットレスとはどういうものかということは理解していただけたと思います。
ここからはあなたの体に合ったマットレスを考えていきましょう。

今のマットレスに不満がない

経年劣化以外で今のマットレスに不満はないのならば今のマットレスを基準として考えましょう。今のマットレスに不満がないということは今のマットレスがあなたの体に合っているということです。

考えるべきポイントは耐久性ですね。今のマットレスと同じくらいの硬さ、反発力で耐久性の高いものを選ぶことをおすすめします。

腰痛や肩こりなど体の悩みがある

睡眠時の体の悩みについては以下の3つを意識することで改善できる可能性があります。

  • 理想的な寝姿勢
  • 体圧分散
  • 寝返り

理想的な寝姿勢とは寝ているときの背骨がS字カーブを描いている状態です。背骨がS字カーブを描いている状態とは、背筋を伸ばして正座をしている状態がわかりやすいと思います。

S字カーブだけを考えるならとにかく硬いマットレスを選択するべきなのですが、仰向きで寝ている状態の場合には7割以上の負荷が背中から腰にかけてかかりますので、硬いだけのマットレスでは背中から腰にかけての負荷が高くなり、腰痛が悪化することも考えられます。

そこで必要なのが体圧分散性です。普通のマットレスや布団ですと体を面で支えるようにできていますが、ポケットコイルマットレスの場合は体を点で支える構造になっているため体圧分散性が高く、横向きで寝ている状態の肩や仰向きで寝ている状態の腰部分など、体の一部分にかかる負荷を分散してくれます。

寝返りについては血行を良くして肉体の疲労や緊張を防ぐために必要です。同じ姿勢で寝続けると血液の流れが悪くなってしまうため、肩こりなどの体の状態に影響を及ぼします。

就寝中の寝返りを多くするためには反発力の高いマットレスを選ぶ必要があります。反発力の低いものだとマットレスに体が沈み込んでしまい寝返りが打ちづらいためです。

以上のことから肩こりや腰痛など体に何かしら悩みがある方は、反発力が高く体圧分散性が高いマットレスを基準とし、他の悩みも加味してどのマットレスを選択するか考えることをおすすめします。

布団からマットレスに変えてみようと思っている

何かしら悩みがあってマットレスにしてみようと考えているのであれば上記を参考にしてください。

なんとなくマットレスにしてみようと考えているのであれば低価格のものから試してみてはいかかでしょうか。下記の記事が参考になります。

まとめ

理想のマットレスというものは、人の数だけ意思があるため本当に千差万別です。この記事を読んだだけではあなたの理想のマットレス像を思い描くことはできなかったかもしれません。

理想のマットレス像を思い描くことができても、現在販売している製品の中に完全にあなたの体に合うマットレスというのはもしかしたらないかもしれません。あったとしても予算を大きく上回っているかもしれません。

しかし、自分の状態を知り、知識を得ることで理想のマットレスに近いものを予算内で探すことはできます。
予算が限られている場合は妥協点を探すということも大切ですが、妥協しすぎて後悔するということはないようにしましょう。

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